割り振られて担当した「OD1洞」は思ったよりいい穴で、楽しい測量でした。
OD1洞
入口は1m程度、谷から尾根に上がる途中の密度の粗い露岩の間に開口。垂直に3m降りるが、ホールドが豊富なのでフリーでも危なくない。
腐葉土の積もった洞床に降りたら、洞窟は真北に向かう斜度40度程度の斜洞になっている。
10mくらい、天井が低く大きな岩の隙間を縫うように奥へ向かうと、幅10m程度の床面が崩落して下がったような空間に行き止まる。
付近はつらら石と石筍が発達している。
ここで終わりかと思うと、右上のほうに幅1m以下の狭い穴が見える。
よじのぼって体を突っ込み、向こう側へ。
引き続き天井が低い斜洞形状が続くが、目の前に大きな石筍の林が見えると、天井が高くなり広い空間に出る。
ここから洞窟は真東に向かう。
斜洞の形状は相変わらずだが、広くて足元が土なので動きやすい。
つらら石と石筍のサイズと数は小さな洞窟にしては立派なので、一見の価値あり。
15mほど歩くと、0.5~2.0m床面が崩れて段差ができている。段差の低い場所を選んで降りていくと、落盤の目立つ最奥部分。
落盤で行きどまりになっているようなので、ディギングすればもっと広がる?
帰りに、ちょうど洞窟の進行方向が変わるあたりで、上層がありそうな場所が目に入るが、来た道と同じ空間の続きだった。
なぜかカメラを持っていなかったので、写真なし。
OD1洞 図面 PDF