本当にペーパーレスだった!
2015年12月13日 岐阜県郡上市八幡町で、先日見つけた3つの洞窟を再び訪れました。
2つは入洞するためにディギングが必要。
1つは地元でも知られている洞窟。
洞窟へと向かう |
先週ようやくキャリブレーションを完了したDistoX2の初登場!
![]() |
DistoX2のデビュー! |
ということで、地元の方に教えてもらった、深さ20mの小さな竪穴から~。
他の二人は、ほんの数10m離れた場所にある別の洞口を開口中。
一人で、あれこれ悩みつつ、のんびりやって、2時間程度で測量できました。
DistoX2で計測すると、Bluetoothを介してPDAにデータが送られます。
すみません、スクリーンショットの撮り方が分からなかったので、PDAの画面をカメラで撮りました。ちょっと画像がへぼいです。
![]() |
計測したデータの表示 |
側線にしたいポイントは、連続で3回計測します。
近似値が3回計測されたことを確認すると、ソフトが自動で次のポイントとして認識します。
側線以外のポイントは、洞窟の形状を表すための線になります。
計測したポイントは、すぐに側線として表示されます。
側線は、平面図画面と縦断面図画面で確認できます。
縦断面画面 |
上の画面で赤い線が自動で表示された線です。
黒い線は、計測した線を元に、私がスケッチしました。
側線と、形状を表すための線を使って、スタイラスでスケッチします。
左上の丸は、洞口です。
クロスセクション機能を使って描きました。
クロスセクションを描きたいポイントを中心に360°一周測ってから、画面上のそのポイントを長押しすると、サブメニューが表示されて、クロスセクションモードになります。
この機能、最高です。大好きです。
完成したスケッチ |
と、できあがったら、グラフィックデータをエクスポートします。
グラフィックデータのエクスポート画面 |
そのほかに、縮尺を選んで出力するか、実寸で出力かも選べます。
また、出力する要素とレイヤーを選択できます。(Adobe Illustratorなどで表現できる)
出力先は、PDAのハードドライブやSDカードを選べます。SDカードに保存したほうが便利ですねー。
出力されるのは、「.dxf」ファイルです。
私はAdobe Illustratorで開きました。
![]() |
開くとき、必ず「元のサイズ」で!!! |
![]() |
イラストレーターで開いたdxfファイル |
感激!もう図面ができちゃったよ~。
![]() |
スケッチは、編集可能なベクター形式で出力される。。。 |
図面が完成したら、XSectのレイヤーを削除。
側線を残したいなら、Shotsのレイヤーを黒い線にして、残せば良いのだ。側線が邪魔なら、Shotsのレイヤーも削除!
このすっきりしたレイヤー構成も最高です!
さらに、スケールや洞窟名、総延長、高低差など入力して、完成させます。
![]() |
はい、できあがりー。 |
この画面の下のほうです。 |
今回は、古き良き測量ソフト Compass に、側線データを入力して、計算しなおしました。
ちなみに、計算用のテキストデータも、Pocket Topoからエクスポートできます。
測量のテキストデータをエクスポートする画面 |
いずれにせよ、測量してから帰宅したら、ほぼ図面ができあがってるのが最高です。
この日は、もう一つの洞窟も測量しました。
こっちは、リバースショットで計測したところと、普通に測ったところが、うまくつなげられなくて、苦労しましたが、図面は無事にできました。
ちなみに、防水カバーは、一日でボロボロ。
狭いところでグリグリしたら、一瞬で穴が開きました。
ちょっと高価でも、ちゃんとした防水ケースを用意したいかも。
苦労して測量したデータが無くなるのは、お金に代え難い辛さです。
あと、この日2つの洞窟を測量して、その後スケッチの見直しでごちゃごちゃしていたら、1日でPDAの電池が無くなりかけました。
「データを保存しないと、バッテリーがないよ」とメッセージが出たのです。
だいたい4~5時間くらいしか持たなかった。
予備の電池を買わなければいけないことが分かりました。