測量した図面をニヤニヤと眺める以外に、楽しむ方法があります。
洞窟測量ソフトCompassを使って、Google Earthに洞窟の側線を重ねると、楽しみが倍増すること間違いなし!
まず必要なのは、洞窟測量ソフトCompassです。
◇洞窟測量ソフトCompass
どうやら、アメリカのほうでよく使われている測量ソフト。日本では数人しか使っていないと思う。シェアウェア。25ドルから。無料トライアル可能。
※ダウンロードは「Getting Compass」というメニューから。紛らわしいアイコンがたくさんあります。
◇重要!◇
測量するとき、洞口のポイント0でGPSやスマホで座標をとっておいてください。ポイント0で測れないときは、できるだけ洞口の近くで測りましょう。
①準備
まず、測量した数値をCompassに入力してください。
ここの説明はしません。ソフトウェアの説明になるので、面倒くさいし、話が長くなるから。
※「Right, Left, Up, Down」の数値も入れたほうが、洞窟の画像が立体的になるのでおすすめです。でも、私はいつも面倒くさくて入れてません。
②二カ所のウィンドウで座標を入力
1. Project Managerの画面で、測量のフォルダを選び、ダブルクリックします。
2. 表示されたノード設定ウィンドウの「Links/Fixed Stations」をクリックします。
3. 表示された画面に座標情報を入力します。
なぜかわかりませんが、UTMの数値を使うとうまくいきます。UTMの数値は、Compass上でも調べることが可能ですが、ネットでも換算できるサイトがあるので、お好きな方法で調べてください。ゾーンコードも忘れず調べてください。
入力したらOKをクリックして、ウィンドウを閉じます。
4. Project Manager画面で、プロジェクトを選びながら、「Set Base Location」のボタンをクリックします。
プロジェクトを選びながら、右クリックしても同じメニューが表示されます。
5. 手順3で入力したUTM座標をもう一度入力します。
UTM以外の数値は自動で換算数値が入るはず。測地系は手動で入れてください。
「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。
③KMLファイルをエクスポートする
1. Project Managerの画面で、「Process」ボタンを押します。
上のボタンでも、下のボタンでも同じです。
こういう画面は、「Yes」をクリック。
2. Cave Viewerで洞窟のシルエットが表示されます。
「File」-「Export」-「Export 3D format」をクリックします。
画面で見にくいですが、赤いラインが洞窟の側線です。頑張って「Right, Left, Up, Down」を入力すると、もっと3Dっぽいシルエットが表示されます。
3. 表示されるエクスポートウィンドウの「KML」タブをクリックします。
4. 座標の測地系を選択して、「Export KML File」ボタンをクリックします。
右側のLine Color、Fill Colorで、書き出すイメージの色を選択できます。
5. 座標の入力がうまく行っていると、このようにKMLファイルの保存ウィンドウが表示されます。
エラー画面がでるときは、座標の入力に問題があります。
④書き出したファイルをGoogle Earthで確認する。
Google Earthをインストールしている環境で、エクスポートしたファイルをダブルクリックすると自動でGoogle Earthが開きます。
オレンジのラインが洞窟のイメージです。
すごーい!道路(8号線)を横断して、隣の山まで行っちゃったよ!
まじすげー。
と、興奮することができます。
え?なんだかよく分からない?
そんなこと言うならやらなくてよろしい!
たのしい~!
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