ケイバーズ・イングリッシュ Vol.2
ここ数年、海外のケイビングイベントに参加する日本人ケイバーが増えている気がします。
ヤングなケイバーたちはきっとインターナショナルなコミュニケーションもスマートにパフォームしちゃうのであろうなぁ。
一方、外国人を前にすると、なぜか、道路でパトカーが後ろにぴったり着いてきたときのように、わけもなくビクビクしちゃう、オールドケイバーのみなさん。
私の心はみなさんと共にあります。
ぜひ、このケイバーズ・イングリッシュを参考にして、根拠のない自信をつけてください。
2021年には、フランス・リヨンで国際洞窟会議が開催されますから、そこに照準合わせていきましょうよ。
フランスと言えば、あのペツルのある国だし、ffs (French Federation of Speleology)はケイビングの技術や環境保護の最先端を走る組織ですよ。
残念ながら、フランス自体はフランス語に強いプライドがあって、英語は肩身が狭いようですが、会議では英語がメインの言語になること間違いなしです。
国際洞窟会議の際には、会議の前後期間で、周辺の洞窟に案内してもらえる巡見(Excursion)が開催されます。
ヨーロッパの洞窟でケイビングするのには最高のチャンス!
それまでにケイビング技術と英語力を研いておきましょう!
なお、vol.1同様、あくまでも経験した範囲内の知識によるものです。
例文の文法は、けっこう雑な感じになってます。文法は雑でも十分に通じます。
ただし、国やエリアによって、表現が様々な部分もあるので、通じなかったらゴメンなさい。
なお、vol.1同様、あくまでも経験した範囲内の知識によるものです。
例文の文法は、けっこう雑な感じになってます。文法は雑でも十分に通じます。
ただし、国やエリアによって、表現が様々な部分もあるので、通じなかったらゴメンなさい。
なにしろ、英語を使うときは、「気合い」と「度胸」、そして「慣れ」が大事!
ひるまず、通じないときも「自分は悪くない、どうせ相手もネイティブじゃないのだ」、と自分に言い聞かせて突き進みましょう。
ネイティブと話すときは.....、つらい。
ネイティブと話すときは.....、つらい。
優しい人を選んで話しましょう。
■ Caving club ケイビングクラブ
意味: ケイビングクラブ(そのまま)
海外でケイバーに会ったとき、相手がチームや団体に属しているのかを聞くのは、良い会話のきっかけです。
アメリカ、ヨーロッパでは、ケイビング団体のことは「クラブ」と言ったほうがニュアンスが合っているようです。
アメリカ、ヨーロッパでは、ケイビング団体のことは「クラブ」と言ったほうがニュアンスが合っているようです。
□例文
Are you belong to any caving club?
どこかケイビング団体に所属していますか?
会話のスタートはこれで。
で、続きはだいたいこんな感じになる...(例として、イケメンスイス人ケイバーが登場します)
イケメンスイス人ケイバー: Yes, I'm belong to a small club in my country.
ええ、自国の小さなチームに所属しています。
自分: How many people in your club?
メンバーは何人くらいいるの?
イケメンスイス人ケイバー: About 20.
だいたい20人くらいかな。
自分: And, how many are active members?
そのうち、活動によく参加するのは何人?
イケメンスイス人ケイバー: Well, not so many. About 4 or 5.
そうだな、多くないですよ。4~5人かな。
自分: I think that's pretty active club.
それってけっこうアクティブなチームだと思うな。
こんな感じ。
相手がイケメンケイバーだ!頑張ってこの先も会話を続けましょう!
■On rope オン ロープ
意味: (竪穴で)降ります/登ります
竪穴で、降りるとき、登るとき、ロープに触る前に、コールをかけますね。
降りるのも登るのも、「オン ロープ」が使えます。
降りるとき限定ですが、「Rappelling (ラペリング)」も使ったことあります。
「ラペリング」はアメリカだったかも。
日本でも言えることですが、ロープに触る前にコールしなければいけません。
アッセンダーやディッセンダーをセットしてから、登る/降りる直前にコールする人を見かけますが、コールする理由は、ロープを使用していることの連絡だけではありません。
ロープに触ることで発生する落石などへの注意喚起の意味もあるのです。
■Rope free ロープ フリー/ Off rope オフ ロープ
意味: (竪穴で)到着
竪穴で、降りたあと、登ったあと、ロープから離れて安全な場所に退避したら、コールをかけます。降りたあとも、登ったあとも、「オフ ロープ」が使えます。
私は「Off "the" rope」と、「ザ」を入れて使ったような記憶ですが、「ザ」はいらないですねぇ。
「オン」と「オフ」、「ロープ」の間は少し空けて言った方が、分かりやすくてよいと思います。
ここから、イングリッシュ関係ない、うんちく?ですが。
日本でも言えることですが、ロープから離れて安全な場所に退避してからコールしなければいけません。
到着してすぐ、まだロープに触っている状態でコールする人もいますが、コールをしたら、すなわち、次の人はすぐに登ってきて/降りてきてもいいよ、という意味です。
落石被害の危険がある状態でコールしてはいけないです。
しかし、しばしば、洞窟が狭すぎて、落石の無い場所に退避できない場合もありますね。
そのときも、できるだけ落石の確率の低い場所へねじ込むか、落石が当たることを想定した態勢をとるなどの対策を!
決して、ロープの真下に立って、次に降りてくる人を、口を開けて見上げるなど、しないでください。
危険です。
ロープが触るなどして不安定になった石が落ちてきて当たった人を、すぐ思い出すだけで4人は知っています。
追加
「オン ロープ」は「オフ ロープ」と混同しやすいので、「Rope free (ロープ フリー)」のほうが一般的とのタレコミあり。たしかに、そっちのほうが聞き覚えあり。
なにしろ、経験したこともすぐに忘れていく傾向がある。
メモ帳に書いても、メモ帳を失くすし。
とにかく、毎日、必死に生きております。
ここから、イングリッシュ関係ない、うんちく?ですが。
日本でも言えることですが、ロープから離れて安全な場所に退避してからコールしなければいけません。
到着してすぐ、まだロープに触っている状態でコールする人もいますが、コールをしたら、すなわち、次の人はすぐに登ってきて/降りてきてもいいよ、という意味です。
落石被害の危険がある状態でコールしてはいけないです。
しかし、しばしば、洞窟が狭すぎて、落石の無い場所に退避できない場合もありますね。
そのときも、できるだけ落石の確率の低い場所へねじ込むか、落石が当たることを想定した態勢をとるなどの対策を!
決して、ロープの真下に立って、次に降りてくる人を、口を開けて見上げるなど、しないでください。
危険です。
ロープが触るなどして不安定になった石が落ちてきて当たった人を、すぐ思い出すだけで4人は知っています。
石に当たってヘッドライトが壊れた例もありました。
退避している場所まで石が飛んできたケース、登っているときに落石が起きたケースなど様々ですが、普通に落石は起きるもの!と、思ったほうがいいかと。
はい。うんちくはここまで。すみません。
■Clip クリップ
意味: カラビナをかける
これ、クライマーには普通の用語なのかもしれません。
□例文
You can clip here.
ここにカラビナかけられるよ(ここで確保とれるよ)
■Slack スラック
意味: (確保)解除
これもコール系。
クライミングなどでも同じですが、自分が壁を登って、もう一人がビレイしている場合。
ビレイを解除してほしいときは
「Slack スラック」
と言いましょう。
テンションかけてほしいときは、日本と同じく
「Tension テンション」
と言えば通じます。
ロープのたるみのことを、日本でもスラックと言いますね。意味は同じなので覚えやすいかと。
クライミングなどでも同じですが、自分が壁を登って、もう一人がビレイしている場合。
ビレイを解除してほしいときは
「Slack スラック」
と言いましょう。
テンションかけてほしいときは、日本と同じく
「Tension テンション」
と言えば通じます。
ロープのたるみのことを、日本でもスラックと言いますね。意味は同じなので覚えやすいかと。
□例文
I need a slack in the rope.
テンション緩めてほしい
テンション緩めてほしい
今日は活動中に使えそうな、実用単語で責めてみましたよ。
これも使えるで!とゆーケイバーズイングリッシュがあれば、ぜひご教示ください。
ほなまた。