リーマンのおかざは1か月間の海外遠征に行ったりできません。せいぜい10日間の休みが限度です。それでも2017年10月、2018年8月と過去2回、ハルマヘラ島での探検をやってきました。
全3回の成果についてはその内どこかで発表する予定ですが、ここでは、そんな報告には書かれないどうでもいいエピソードを書いておこうと思います。
思い起こせば第一回目にはガイドに引き回されたあげく観光洞に連れていかれたり、第二回目には洞内で水責めにあいかけたり、いつもネタに事欠かない遠征ながら、いつも書くのをさぼっている私です(反省)。
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今回はいつものアガタ氏に加え、世界を股にかける女性ケイバー・チカノさんとJET隊長の吉田さんという超強力メンバーも加わり、賑やかになりそうな予感。
吉田さんは、GWだって言ってるのに飛行機のチケットを買うのが遅くて、26日のチケットが高額だったらしく、集合日よりも1日早い25日にジャカルタ着。吉田さんは海外でも日本食が食べたい人なので、ジャカルタの日本食レストランで豪遊している様子が仕事中にLINEで送られてきた。ジャカルタは日本人ビジネスマンが多いので、日本食には事欠かないのである。空港にも吉野家とか丸亀製麺が入っているくらいである。
私はエアアジアを使って、バンコク経由でジャカルタ入り。他の皆もそれぞれ26日深夜のジャカルタ発テルナテ島行きの飛行機に間に合うように集合する予定である。
ジャカルタの空港で荷物が出てくるのを待っている時に、そういえば酒をたくさんバッグに入れている(ガイドへのお土産)ことを思い出し、見つかったら(1Lが限度)350%の関税を払わされるらしいので、変なタグとかついてないかとちょっとドキドキししていたが、なんもなく出てきてあっさり通過した。
空港にもフリーWi-Fiがあるはずなのだけどうまくつながらず、先に到着しているだろうアガタ氏と連絡がとれない。
どっちにせよ現地でSIMカードを買うつもりだったし、ブースに行って、田舎でも比較的つながると噂のTelkomselのSIMカードを買いに行く。ショーケースにはTelkomselの4Gのと別ブランドの20G、30Gのが売られていて、Telkomselの方が値段が圧倒的に高い。でも、つながらなきゃ元も子もないので、モバイルルーターにTelkomselのカードを入れてもらって、おしゃれなヒジャブを被ったおねーさんにネットにつなげてもらうのに15分か20分くらいかかった。
そうこうしている内に、アガタ氏は暇すぎて国内線のチェックインを済ませて中に入ってしまったらしい。
国内線の預け荷物の制限は20キロまでなのだけど、ロープやカラビナなどの装備で絶対に20キロ以内にならなくて、エアアジアは事前に25キロにアップグレードしてぎりぎり通過した。だから国内線に乗る前にアガタ氏と荷物を振り分けて片方を20キロにし、片方の超過料金をアガタ氏と折半しようとセコいことを考えていたのだけど、目論見はずれ。
吉田さんの荷物は50キロ超えだっていうし、チカノさんと折半しようかなあと考えながら、第3ターミナルのOld Town White Coffee(マレーシアのカフェチェーン)でNasi Lemakと甘いアイスコーヒーを飲んでいたら、向こうから黒いタンクトップ姿の吉田さんがやってきて、「おまえ~ 現地の人かと思ったよ~w」とか言う。
地味な外見のナシレマック。ふりかけご飯的な素朴さで美味しい。 |
既にチェックインを済ませてきたらしく、身軽になっていて、「預け荷物の超過料金、タダだったよ~」などと言うので、ええっ!とびっくりして話を聞いたら、超重い荷物をチェックインカウンターに載せたら「重いな。ダイバーか?」と聞かれて「違う、エクスプローラーだ!」と答えたらスタッフが爆笑して、OKOKとか言って荷物を預かってくれたらしい。どんな技なんだ、それは。アガタ氏は30キロ超の荷物に高い超過料金を払って中に入ったらしいよ、と伝えたら、吉田さんはニヤニヤしながら後で自慢してやろう~みたいなことを言って、丸亀製麺の方へ消えて行った。
キャッシュカードの調子が悪くてお金が引き出せないとか言いながら、チカノさんは、まったく平静な感じで、0時くらいに国内線カウンターの前にやってきた。
チカノさんは、機内で隣席だった人が、初めて飛行機で海外に行くのに、ありえないくらいトランジットを繰り返す激安チケットを買っちゃったらしく、遅延で絶対に次の便に間に合わなそうだったけど、あの人どうなったかなあ~みたいな話をしていた。
預け荷物超過してんだけどどうしようかなあとチカノさんに言ったら、探検用の45Lザックに手荷物を入れて預けを20キロにすれば良いよと教えてくれて(エアアジアは手荷物のサイズ制限が厳しいのでできなかった)、重量のあるアンカーやカラビナを移し、二人で同じペツルのアルカナドールを背負ってチェックイン。
テルナテ行きの飛行機は現地時間の1時半発だけど、時差で日本より2時間早いから、もう眠い。数時間前からゲート前に到着済みのアガタ氏はベンチで爆睡している。
テルナテ島は火山の島なので、空港の目の前も火山岩の岩盤がむき出しになっている。もしかしたら火山洞もあるのかもしれない。
だが、我々の目的地は、ここからまだま~だ遠いのである。((2)につづく)
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